粗筋
ある所にデブのブルベイカーっておっさんがおりました。
彼は釣り大会に参加中で、その賞金で舟を買うのを夢見る、
下品なおっさんでございます。
不愉快を絵にかいたような素晴らしいキャラww
そんな中、制限時間ぎりぎりで大物のあたり!
やったぜ!と喜ぶブルベイカー。その横で更に下品な娘が
きゃっきゃ言いながらカメラを回す!
「いぇーい!大物いぇーい!!」
ところが突然サメがぐわっと上がってきて、ブルベイカーの獲物を
ぱっくりいったからさあ大変!
怒りに燃えるブルベイカーは
拳銃をぶっ放し、娘はげたげた笑いながら
サメさんのお口に
「Smile! Son of a bitch!!」と手榴弾をぶっこみます
一回言ってみたいねえ……
哀れサメさんはお口が大変な事になり、フラフラとその場を離れると
近くの入り江の洞窟に辿りつき、そこで力尽きるのでした。
ところがその
洞窟の壁が光ったかと思うと、あらビックリ
ゴースト・シャークの爆誕です!!
とってかえしたゴースト・シャークはブルベイカー親子を血祭りにあげ
ついでに無実の船長をぶっ殺し、一夜明けて近くの町を
阿鼻叫喚の地獄絵図に叩きこむのでした~
評価:60点目標の映画で、65点を叩きだした良作!!
吃驚。面白かったです。かなりwww
私自身がサメ映画大好き、この監督の映画結構好きって点もあるのですが
全く予想できない方向に話が転がっていくくせに、
ちゃんとサメ映画になっていて
ほうほうと感心することしきり
サメなんか信じないといって即効で懸賞金をかける市長…嫌いじゃないぞww
低予算を逆手にとって、障害物をぶっ壊さずに、
かじりついてくるってアイディアも感心。
トイレからこんにちはの図
序盤30分でサメを知る人間が割と増えるのも良し。
中盤からはなんと
ロアノーク島の失踪も取り込んだ
モダンホラーへ!www
ペットセメタリーみたいな話になっちまいます!
ペットセメタリーでできなかったことをやる主人公そこに痺れる憧れるぅ!!
しかもこの原住民のヤバい場所は死者が復讐の為に幽霊になる場所で、あくまでも人間用(?)だったらしく、偶々生き返ったこのサメは
手当たり次第に人をぶっ殺す!
しかも
水があればどこでもワープしてくるのだ!
ジョジョの奇妙な冒険第五部に出てきた、
クラッシュというスタンドがありまして、あれのでっかいやつです。
こんなやつ
そんなもんだから、主人公が警告しようがお構いなしの
大虐殺!
真昼間にスゲェ人がバンバン死ぬ楽しさよ!!
生首スポーン!
地獄への一滑り
ブロブを思い出す惨劇!
特に洗車場の一件は、シチュエーションのバカさも相まって名シーン!
しかもラストに至っては雨が降って来るんで、空からでかいサメが
降ってきて地面に吸い込まれる!
黒沢清の叫びかよ!
欠点は、予算の関係か、このサメの飛び出しが一瞬なところかね
これだけ面白い奴なら、
連続で水を移動しながら追ってくるとか
もっと面白いアクションができたろうになあ。
もっと派手に水道管ぶっ壊して、
道路で大量殺戮!とかできたろうになあ
惜しいねえ…
とはいえ、
子供も女性もふとっちょも凄い勢いでぶっ殺しまくる
ちゃんとした
手加減無しのモンスター映画になってるのは大変よろしい!
またジョーズにディープブルーのパロディもきっちり入っておりまして
ラストの強引な
ジョーズの台詞での〆は、サメ映画好きには軽いツボで
良いもん見たなあ感がかなり強くなっておりますです。
また、ロケーションが結構良くてですね
モダンホラーって絵作りがちらちらあって中々…灯台周りとか
結構グッとくるものがあるのよ。
つーわけでサメ映画好きにはお奨め!
アホな映画だけど、
限られた予算で徹底的に楽しませようって
勢いを感じた映画ですぜ!
ディープブルーのパロもあるよ!