ロスト・ワールド2013 原題「Jurassic Attack」2013米
監督:アンソニー・ファンクハウザー
主演:ゲイリー・ストレッチ(メガシャークvsクロコザウルス
共演:コリン・ネメック(ドロップゾーン
アリシア・ジーグラー(
俺は好きだね
ヴァーノン・ウェルズ
以下ネタバレにつき注意!
あらすじ
ここは南米某所、飛行機に乗った教授はエンジントラブルで
谷らしき所に墜落。やあ助かった、やれやれと一息ついてたら
のっしのっしとTレックスが出現!哀れパイロットはもりもりと
喰われてしまいました。教授ダッシュで茂みに逃げ込み――
場面変わって、軍用機内部。
ステイクリー率いる部隊は秘密作戦を進行中。
彼の因縁の相手である、マルケスが
女性生物学者エンジェルスを誘拐。
ジャングルの奥地で生物化学兵器を作っているというのだ!
既に潜入した捜査官と連携し、マルケスを捕縛し
エンジェルスを奪還せよ!
そんなわけでステイクリー達は
秘密作戦なんだが
真昼間にカラフルなパラシュートで空から攻めた!
だが、マルケス軍団は気づかない!
よーし攻撃だーってな感じで、犠牲者を出しつつもマルケスを捕縛
エンジェルスも保護したのでした!
さあ、脱出だ!とヘリに急ぐ一行ですが
なんとマルケス軍、ボスが捕縛されてるのもなんのその
全力で攻撃してきます!
やっとこ、ヘリで飛び立つことに成功しますが
マルケス軍、何の躊躇もなく対戦車ロケット発射!
慕われてないねえ!
ヘリはボロボロになりながら墜落!
その場所は――
そう、
冒頭で教授が墜落した場所!
無線が通じない、谷間、いや
大穴の中を進む一行
だが、ラプトルの群れが彼らを追跡しはじめていた……
評価:
CGはしょぼいんだけども、
秘境冒険ものとして及第点
はい、え~、恐竜のCGがしょぼいのは
このブログで扱う作品ではお約束なんですが
この作品は
相当なもんです。質感、動きともに最悪な感じでございます
この映画、夜の場面が無く、燦々と陽光が降り注ぐ中
陰影とか完全に無視した恐竜が奥から手前へ、キシャーッとくるんですが
遠近感すら怪しい感じでございまして、ラプトルにいたっちゃ
群れで来て、撃たれると、
まったく同じ形に倒れるという凄さ!
ファミコンのような動き
まあ、酷いわな…
という点を除くと、この映画、割と平均点で撮られていて
大変見やすいです。
まあ、兵士の動きやら射撃やらがアレだけど、ちゃんと
お互いをカバーしながら移動してたから、
まあ、許せるレベルなんじゃねーかな
人が死ぬ間接表現で
ちなみに脇役だ
なんて古臭いものが見れるのもちょっと面白いww
また、CGのクオリティや動きは酷いんだけど
やりたいことがはっきりしている恐竜描写は嫌いになれないです
まずトリケラトプスが割と派手
結構毒々しい!
ラプトルはよく見ると
とさかつきがいる
ロストワールドしてるねえ!
更にジュラパシリーズのお約束、水場のシーンがちゃんとある!
ここは素晴らしいです。
恐竜の種類は以下の4種類しかいないんですが
そのうち3種類だけで、大変すばらしい水場を表現しております!
恐竜映画好きは、ここだけで元が取れます!!!
トリケラトプスを横目に移動!
特に
トリケラトプスvsTレックス!
すげー久しぶりに見た気がする!!
これだけでもちょっと興奮ものですね!
そして
きっちり恐竜を殺す!
で、
恐竜の味方になっている教授が説教をかまし
ちょっと心が痛む感も味わえる!!
筋の通ったガイキチ!
恐竜映画としては、もう合格です。
あとはもういらないんです。
100点!!!
ちなみに水場に出てこないラプトルは
川に飛び込むというレアシーンを見せ
この後上がってきて殺しにかかります
ラストにいたっては
ちゃちいCGながら、
群れで襲いかかってきます
恐竜版ハンバーガーヒルですね
で、俺が更に面白いと感じたのは
これ、途中まではプレデターっぽいシチュなんだけど
実は冒頭から10年以上経っており
で、教授の本名が
ロクストンだと判明する件ですね。
作中で「ここはまるでロストワールドね」なんて台詞があるんですが
本当にコナン・ドイルの「失われた世界」ネタ
を放り込んでくるのよ!
ちなみに食われちゃったパイロットの名前は
ドリスコル!
キング・コングネタ!
また、途中で語られる太古からある大穴の話も含め
一気に秘境探検物の匂いが立ち上ってくるのですね
勝手につけられた邦題が
「なるほど納得」となるのがちょっと嬉しい瞬間ですね
ジュラシックパーク3が、怪獣映画に徹しながら
実は「失われた世界」に対するかなり真摯なオマージュを捧げて
いたわけですが、それを受け継いだ「ダイナソー・プロジェクト」
そして、それをちょっと下品にした本作
ジャンルミックス恐竜映画はこれだからやめられませんなあwww
つーわけで恐竜映画好きは見ておいて損は無いですよ!
最後に余談ですが、この作品
実は
バル・ベルデが舞台の作品です。
バル・ベルデってのは、皆様お馴染み
コマンドーの独裁者アリアスが追い出された小国ですね
だからヴァ―ノン・ウェルズが出てるんですね
更に余談ですが、プレデターの舞台は
バル・ベルデの隣の国のジャングルです
だからまあ…ちょっとずれて落ちてたら……
こんな感じに……