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倉林のはらわた

映画の感想などをぽつりぽつりと語るアレなブログです。 ホラーとかアレな映画中心でございます。 メイトリックスも笑うでしょうなあ。 あとまー、ないと思うんですが ここに載ってる絵は無断転載禁止で一つよろしく。 なお、版権著作権等を鑑み、お手本無しのあやふやな記憶で 描かれた絵なので、似てないことこの上ないです。 …まあ、絵心が無いだけなんですがねwww

悪霊のはらわた

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悪霊のはらわた

悪霊のはらわた 原題「Wither」2012スウェーデン
監督:ソニー・ラグーナ トミー・ヴィクルンド
主演:パトリック・アルンクヴィスト
リサ・ヘンニ
アマンダ・レンバーグ
パトリック・サクセ
ヨハネス・ブロスト 他

以下ネタバレにつきご注意!
粗筋のはらわた
青年アルビンと美容師である恋人イダは中々いい雰囲気。
アルビンの両親と仲良くディナーを楽しみ
天然ボケをかますアルビン母のギャグでプチ盛り上がり。
そんな中、かねてから進めていた週末旅行の話題に移る。
アルビンの父親がちょっと前に見つけたいい感じの空き家
みんなを誘っていこうというのだ!
……不法侵入じゃねーの?
ま、まあ、それはともかく友人誘って週末旅行!
到着しました空き家さん!だが玄関が三つあったり鍵がかかっていたりで
色々やってる間に、友人一人が裏の窓から侵入!
玄関を内側から開けて脅かしてー……
おや、地下から変な音が……
こんなシーンはねえ!
評価:色々な意味で真面目!俺は好き!

ナマニクさんのブログホラーSHOXさんのブログで読んで以来
色々な意味で大変気になる、と思っていた映画。
素早く日本語版が出て本当に良かった!よりにもよって日本語版のタイトルが
それか!そりゃ長年「倉林のはらわた」を謳ってる俺としちゃ
ほっとけない!

…などと妙な自己主張は置いといて
内容でございますが、設定は、そのまんま「死霊のはらわた」
なんだけれども
ものすご~く真面目に、それでいて30分で設定を全部語って
あとはテンションの高いドログチョの殺し合いを延々と見せまくる
ハードな映画…
なんだけれども
あまりに真面目にやっているので
なんか変な笑いが漏れてくる、珍作…ですかな。

先回りするために階段を飛び下りる悪霊!律儀!けなげ!

追いつめられた、さあどうする!?…や・す・ぶ・し・ん
死霊のはらわたでもそうだったけど
必至の攻防戦ってスラップスティックコメディの面があるんですね。
それを笑いの面まで拡大して見せたサム・ライミは凄いんだけども、この監督は
天然でやってるっぽい。真面目すぎる故に笑わせるためにテンポを緩める気配もない。
だからツボにはまると逆に極上の笑いになってしまって、すいません
ここら辺3回見直しましたw
付け加えるならヒロインの死にざまとかラスボス周りも同じ感じで
真面目かつ怖い、心動かされるシーンなんだけど
直後の顛末とか行動が、一々予想の遥か斜め上を突っ走るんで
お笑いに見えてしまうのも、また事実
超いいシーンなのに、よりによって本棚かよww

…ラスボス……

さて、こんな書き方ですが、ちゃんとこの映画はホラーしてるんです。
前半は70年代ホラーっぽい演出と音楽で、堅実かつ的確に
見せてくる。ベタだけど印象的な、闇に消えていく女性とか不審な男とか…
くるぞくるぞくるぞ!
一転、中盤からは2000年代以降の手振れと80年代スプラッターのミックス!
カメラぐらぐらで、上唇くっちゃくちゃやら後頭部からのドリル串刺しなど
80年代ホラーへのオマージュらしきシーンがガンガンにぶち込まれる
逆に言えば既視感のあるスプラッターシーンなんだけど
照明の所為か勢いのよさか
まー、凄い。
いよっ!派手でいいねえ!ってなもんだ
部長大喜び!
とはいえ、やりすぎてないのも好感度大。
死霊のはらわた以上ルチオ・フルチ以下って言えば分りますかね?
絶妙のグロさと汚さ!でも、視聴をやめるような感じではない。
ここら辺、演出が的確なんだろうな~。
で、まあ、後半はまとめというわけで恋人との関係をきっちり描いて終わり。
多分恋人が発症しないうちに(しきらないうちに?)主人公に殺されることを選び
主人公が絶叫!

狂気と正気の狭間の最後の一線で、悩んでこそホラーの主人公だよね~
そう!その表情がみたかった!という大変満足の行く展開でした。
個人的にはラスボスを出さずにー
<キャビン・フィーバー!
(仕方がないとはいえ自分のやったことのツケを払う、の図)

…みたいな感じで、駆け付けた警官に撃たれて感染の連鎖が止まるってんなら
最高だったんだけどね。まー駄作REC3もそれ一点で
許せる作品だったんで、定番ちゃ定番かもしれません。

…で、問題はラスボスがねww

あそこで一気にお笑いが強くなっちゃうのがなあ…
(あくまで俺の中の話ですよ。造形としては結構不気味なんですよ)
これはRECの悪影響かな?
いや、出てくるのはいいけどさ、
あんな長くやるのは駄目でしょ。ステンレスに写った姿を
振り向きざまに首ちょんぱでいいじゃないの。

この映画、OPクレジットから「童話」とか「昔話」の延長って
テイストが底流に流れているんですよ。
「死霊のはらわた」でもそれはあるんだけど、こっちの方が濃い。
むしろ、ウェス・クレイブン作品っぽさがある。
玄関のドアが三つある、って辺りでグリム童話みたいな
魔術的な不穏さがあったりしてね。
で、ボスなんだけど地下に住んでいるわけでさ、
妖精とか悪霊とかジンとか、まー呼び名は何でもいいんだけど
1981年の「死霊のはらわた」→キングの「ペットセマタリー」の流れを
感じさせる怪物に思えましてね、キングのペットセマタリーは
ペットの墓地に死体を埋めると蘇ってくるって話だけど、あれは悪霊
「ウェンディンゴ」が中に入ってるのですな。
そんなペットセマタリー原作版は、やっぱり
残酷な童話テイストが強くてですね、この映画の地下のアレは
その延長に思えるんですね。
だから、振り向きざまに首ちょんぱ、であれば、メデューサから始まる
悪鬼を鏡越しに倒すという童話とか昔話的なオチとして着地でき
遥かに座りがよくなったのではなかろうか?

ってな感じで色々文句はあるのだけれども
俺は前半の壁に血の手形がべちゃ~っとついてるショット
<元は取った!
となったので、満足です!
あそこは本当にいい!(うっとり…



…でも、憑依ではなく感染という形にした為に
何で主人公が発症しないんだ?というモヤモヤは残っちゃったかなあ…
(続編への布石なのかね?)
この感染する瞬間の、片目ぐり~んがいいのよ…

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2014/05/12~ *PCからのアクセスのみカウントできるらしいので 実質大体倍くらいっす

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